今季のジェイテクトは西田の復帰だけでなく、柳田将洋、関田誠大といった日本を代表する選手たちを獲得。家族も増えて、順風満帆のシーズン–と思いきや、今季を語るうえで一番の大きかった出来事を問うと、明るい口調から一転した。世間を賑わせた明るい話題とは裏腹に、昨年9月の世界選手権を終えてから西田は原因不明の体調不良に悩まされていた。現在の選考基準では、マラソンを含めた全ての競技において、日本人最上位で8位以内の入賞者が即五輪内定となる(但し、かつてマラソンの種目では2012年ロンドンオリンピック迄、五輪前年の世界陸上選手権においてメダル獲得(3位以内の入賞)かつ日本人最上位者が即内定の条件だった)。